浅田製瓦工場その他メーカー 京都府
京都府京都市伏見区舞台町5番地
いぶし瓦全般(社寺瓦・簡略瓦・鬼瓦・特殊瓦)製造販売、屋根工事施工
企業の強み
浅田製瓦工場の瓦や鬼瓦は、手作りでしか対応できない歴史的建造物の修復などに使用され南禅寺や東寺、今熊野神社など有名社寺の屋根を現在も飾っています。
今もなお、昔ながらの方法で瓦を作り続けている浅田製瓦工場は、伝統技術を受け継ぐ貴重な存在となりつつあり、全国の瓦産地から多くの若い技術者や職人が見学や勉強に訪れています。
目指す企業の姿
経営理念
「基本的に手作りに拘る」
応用を利かすには、手作りでないとできません。機械は量産の為の手段にすぎない。
固定概念にとらわれず、瓦の可能性を追求していく。
経営戦略
多種多様な瓦の型を所有しておりますので、あらゆる様式の建造物に適した瓦の製造が可能です。機械化による大量生産とは違う手作りの瓦に、浅田製瓦工場は拘り続けます。建材としての瓦の使用が激減している昨今、瓦を単なる建材から、「難しいもんほど作るのが楽しく、自分の腕を試せることにやりがいがある」という思いを作品に昇華させることで、瓦の魅力を国内外に広めていきます。
将来ビジョン
伝統的な技術と新しいデザインを融合させた作品を、インテリア材として海外に広めたいです。海外の作品は着色することが多いですが、だからこそ日本のモノトーンの美しさを広めたいです。また、通常、屋根に使う瓦を床材に応用するなど、固定概念にとらわれないチャレンジをしていきたいと思います。
企業情報
事業内容 | いぶし瓦全般(社寺瓦・簡略瓦・鬼瓦・特殊瓦)製造販売、屋根工事施工 |
---|---|
所在地 | 〒612-8338 京都府京都市伏見区舞台町5番地 |
従業員数 | 5名 |
設立 | 1911年12月 |
初任給 | [大卒]基本給(月給)150,000円 [大卒]諸手当(月給)業績によって一時金あり |
保険 | 雇用保険,健康保険,労災保険,厚生年金 |
休日・休暇 | 日・祝 |
社長(または経営陣)からひとこと
「技は見て盗め」と言いますが、今の若い方には難しいと思います。ですから、例えば「磨き」という工程を、私と弟子の動作解析比較することで、数値化するなど積極的に取り組んでいます。伝統工芸という一見ベールに包まれた世界の敷居を低くすることで、後継者の育成に繋がればと考えています。
ただし、いくら丁寧に指導しても、理解していなければ意味がありません。理解すればおのずと疑問が生まれます。師匠が寡黙なのは、そういった理解から派生する疑問を待ってから。寡黙の裏側の愛情を感じ取ってもらえれば、と思います。
先輩社員からひとこと
今年で5年目になりますが、非常に厳しい世界です。ただ、一般の企業では、社内で上を目指すしかありませんが、この世界では技術・感性を磨くことで、新たな道を切り開いていける魅力があります。大変な世界かもしれませんが、頑張ってください。