Uターン就職活動体験記②
2010年卒
出身地:山梨県
大学進学先:東京都
専攻:文学部
アルバイト経験:
レストランのホールスタッフ
東京の大学に進学しましたが、その時から漠然と就職で地元に戻るのかなと思っていました。私は長女なので、自分が地元に戻った方が家族も安心するという気持ちはずっとあったのだと思います。そのため、地元の会社の情報は早い段階から集めていました。東京にある会社と地元の会社の両方を受けていく中で、地元にも成長をしている会社がいくつもあるのだということが分かってきました。知らない会社もたくさんありましたので、情報を集めて説明会や面接で話をお伺いしていくうちに、東京の会社よりも刺激が少ないのでは、という不安もなくなってきましたし、中小企業の方が1人1人に任されることも多いという気づきもあり、Uターン就職をすることに決めました。
私は、地元では比較的有名なお菓子の製造販売をしている会社に勤めています。山梨県のお土産といえば、私の会社のお菓子を思いつくという方が多いというほど歴史もある会社です。そのため、お菓子作りに携わっているものの、大きな意味では、山梨という地域のPRにもつながっていると思っています。また、会社が新商品の開発も積極的に行っているので、いつかは自分自身も企画メンバーとして新商品を作ってみたいと思います。お菓子の製造・販売以外でも、ブライダル事業やレストラン事業、県の施設の運営も行っていて、地域の方や山梨県に観光でお越しになった方向けのサービスも手掛けているので、今の会社で様々な経験を積んで「美味しい」「楽しい」と感じられるサービスの提供に携わっていきたいです。
就職と同時に実家に戻って、両親と兄弟2人、祖母と一緒に生活しています。1人暮らしの生活も自由で楽しかったと思うときもありますが、みんなでにぎやかな生活の方が、自分には合っていると思っています。家賃の支払いの必要もないので、そういう意味でも助かっています。休日は、趣味に時間を使っていますね。就職してから、中学まで習っていた習字の教室にまた通い始めました。いつか、習字の師範の資格が取ることが目標です。それから、天然酵母のパン作り教室にも通っています。ここでは、母親世代の方や子育て中の方や私と同じように独身の方もいて、新しい友達も増えました。パン作りの仲間と県内の美味しいレストラン巡りもしていて、充実した毎日を過ごしています。