常磐共同ガス株式会社
福島県いわき市常磐湯本町日渡74-7
一般ガス事業、液化石油ガスの販売、ガス機械器具の販売、建物・建築物のリフォーム請負、不動産賃貸業、再生可能エネルギー事業、生活関連設備の販売等
企業概要
会社名 | 常磐共同ガス株式会社 |
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所在地 | 福島県いわき市常磐湯本町日渡74-7 |
設立 | 昭和34(1959)年 |
会社HP | http://www.kyodougas.com/ |
事業内容 | 一般ガス事業、液化石油ガスの販売、ガス機械器具の販売、建物・建築物のリフォーム請負、不動産賃貸業、再生可能エネルギー事業、生活関連設備の販売等 |
いわき市に密着した人々が働いている常磐共同ガス
社長の目指すお客様第一主義とは?
『お客様第一主義』という言葉。よく耳にしますが、常磐共同ガスが目指す『お客様第一主義』は、他の企業とは少し違っているようです。
社長が目指している『お客様第一主義』は、自ら率先してお客様の幸せを徹底的に考えること。そうすると、お客様も必ず信頼という形で返してくださると社長はおっしゃっていました。お金のつながりはその場限りのものでしかないが、心のつながり、つまり人間関係を築くことができれば、その分信頼という形で戻ってくるのだそうです。
仕事は「凡事徹底」がポイント
「当たり前のことを当たり前にやるのでは、足りない」と社長はおっしゃいました。
大切なのは、「凡事徹底(なんでもないような当たり前のことを徹底的に行うこと)」。
「おはようございます」「ありがとうございました」といった挨拶を相手に聞こえるように言うことで、社内のわだかまりを消したり、基本的な所作の確認をすることで業務上のミスを減らすことにつながるため、会社への信頼にもなります。社内には、そういった「凡事徹底」を心がける雰囲気があります。
お客様だけでなく、地域の人から愛されるような社員さんの行動とは?
常磐共同ガスの社員さんは、小学校のPTA役員や青年会議所の役員の方が非常に多いそうです。
これは社長の「利己的な人間よりも、利他的な人間であれ」という思いに共感した社員さんが自主的に行っているとのことです。社長自身も過去に青年会議所に所属しており、社員さんによる地域貢献を重視しているそうです。
オープンな経営方針はなぜか?
経営会議には社員も出席させるようにしています。より社長が考えている“軸”を社員に共有できると考えているからです。
“軸”の共有を重視しているのは、社長が「会社は人である」と考えているためで、“人”とは社長のことを指すとおっしゃっていました。経営の良し悪しは社長に責任があるという思いの表れです。つまり、社長の持つ会社のビジョンを社員全員が知ることで、同じ方向性に向かって経営がしやすくなるというメリットがあるのです。
学生に求めることは?
アルバイトをしている学生も多いと思いますが、アルバイトだと時給×時間で考えて、お金を得ることが目的になってしまいがちです。
社長は、仕事において早くそういった考えから抜け出して、お客様のために行動することによって自身に返ってくるのだという考えを持ってほしい、とおっしゃっていました。
また、人の原動力は何だと思いますか?
それは悔しさです。そのため、常にトップを目指し、失敗しても諦めず、挑戦し続ける方を求めているそうです。
社長は、結果に対する対価を重視しています。「やりがい」だけではすぐに燃え尽きてしまうと考えているからです。やりがいを感じた上で会社から対価を贈ることは、社員にもさらなるやる気を引き出すことに繋がるのだとおっしゃいました。毎年、会社の業績と個人の評価結果に応じて、月ごとに昇給・賞与を決めて与えているそうです。
常磐共同ガスのこれからの展望は?
社長は、次のようにおっしゃっていました。
「社内外問わず社員一同によるいわき市に密着した行動により、震災直後と比べて現在では売上を2倍にすることにも繋がりました。お客様を一番に考えたことで、実現したことです。何百年も続く企業にするため、この『お客様第一主義』の軸は変わらず引き継いでいきたいと思います。
いわき市では、現在も震災の影響で悩まされている企業が多い中、常磐共同ガスでは、風評被害に立ち向かい、新たな前進を試みています。今、常磐共同ガスでは、いわき市を産業復興させる取り組みとして国との共同プロジェクトがスタートしています。いわき市をシリコンバレーのような産業集積地帯にするための官民一体のプロジェクトです。総合エネルギー会社として、さらなる発展を目指していきます。」