株式会社保志（アルテマイスター）

アルテマイスター（ALTE MEISTER） 株式会社保志は、1900年から仏壇・仏具製造業として創業し、「祈り」の形を現代のライフスタイルや価値観に対して浸透させようとしています。
ベンチャー企業のような名前ですが、実は100年も前からある企業なんですね！

アルテマイスターという名にしたきっかけは、「祈り」という活動が世界共通で行われると社内で気づいた際、日本だけでなく、世界中の人にも認識されるような企業にしたいという想いから英語表記に変えようとしたからです。

アルテマイスターという名は、「伝統を重んじながら新しさを得る」という意味を含めて、ALTE＝祭壇（デザインも含められる）＋　MEISTER（マイスター）となりました。

仏壇・仏具と聞くと古臭いイメージがありますが、社員数が約300人に対し、20代が約100人おり、若い方もたくさん活躍しています。 新卒採用の6割が他県からとU・Iターンをして入社する社員も多く占めています。また、社員の平均年齢は42歳となっており、離職率も低い会社です。

アルテマイスターでは、新卒採用を積極的に行っています。
その理由としては、「祈り」の形、アルテマイスターが提供する価値を考察し、若い世代へ普及させるためです。

昔は、仏壇が各家にあることが当たり前であり、先祖を敬う文化がありました。しかし、核家族が進む中で、この習慣が崩れていることにアルテマイスターは課題を感じ、次の時代を担う若者たちへ「祈り」の形を浸透させるために、新卒を積極採用しています。

とは言え、仏壇・仏具のメーカーとなると伝統的な職人技術が必要となるのでは…？と思いますよね。

アルテマイスターでは、製造職・営業職・事務職・グラフィック職の採用をしており、将来、企画開発・販売を希望の方にも会社の商品・歴史・お客様を知ってもらうために、先ずは製造職または営業職で勉強してもらうことをキャリア形成の導入としています。

また、製造職に就いた方に対しては、伝統的な職人技術をもっている熟練技術者から職人技術を次世代の若手に継承させる取り組みをしています。この技術の継承制度を社内では「アルテマイスターアカデミー」と呼んでおり、１つの工程を長年担当するのではなく、木取り、乾燥、加工、研磨、塗装、加飾、 組立、包装など様々な専門工程を経験させることを始めているそうです。

このように仏壇や仏具を製造する一通りの工程を、理論で学ぶ座学と現場での実習体験を通して若手を育てる環境を作っています。この「アルテマイスターアカデミー」のおかげで伝統的な職人技術を持っていない方でも、熱意があれば働くことができます。

さて、気になるのが求めている学生ですよね。

求めている学生像は、一言でいえば「熱意」のある学生！モノづくりが好きな学生や新たな「祈り」というものを一緒に作り上げたい想いを持っている学生と一緒に働きたいそうです。

今回、代表取締役社長の保志さん、人事部の松坂さんにお話しを伺いました。 お話の中で特に印象的だったのは、仕事をする上で重視しているポイントです。

利益よりも、お客様に価値を提供することが出来たのかを最も重視しており、「相手のためになることであれば、利益をそこまで追求しなくとも実行してよい」と社長がおっしゃるほどです。
実際に、社員から発案された「PRAY for（ONE）」といった折り紙を通した「祈り」のプロジェクトを行っています。


この様に、「価値を基準に仕事する姿勢」、そして、若手でも発案できる「自分でできる範囲の広さ」に魅力を感じました。

最後に、保志社長から学生へのメッセージをいただきました。

「モノづくりや、祈りに関心がある学生は、ぜひ来てほしい。
自分は世界に一人しかいないんだから自分の可能性を信じよう！」

熱い気持ちを持っている、学生に期待をしている社長です。ぜひ、挑戦してみてください！