福島県
福島県で働く魅力
福島県におけるUIターンの現状
現状、福島県の総人口としては毎年減少しています。しかし、転入者数は震災後の平成23年には21,741人と激減しましたが、平成26年には28,073人と年々増加しています。(総務省「住民基本台帳人口移動報告」平成23年度・平成26年度版より)
U・Iターン者は市役所(公務員)・地銀・インフラなどの安定した職種を希望しますが、実際に就職する業種としては、いわき市周辺の製造業が多くなっています。
製造業への就職が多くなっている理由としては、いわき市にはもともと都市部の大企業などの工場が多くありましたが、その工場が中国や東南アジアなどの海外に移転し、移転後の跡地に企画・研究をするような施設ができているため、都市部で働いたり、学んだりした優秀な人を求めていると思われます。
UIターン経験者からのアドバイス
UIターンの経験者であり、現在福島県内へのUIターン希望者の支援をしているキャリア支援機構の神永さんからアドアイスを頂きました。
神永さん「Uターンする人にアドバイスするならば、自分は会社のどんなホジションで働きたいのか考えることです。福島県では上場している企業は少ないです。しかし、中小企業にはチャンスが多くあります。働いた分、その会社で突き抜けるのは早い。若くしてプロジェクトの責任者になることもあるので、重圧やプレッシャーは大きいですが、その分、会社が成長しているのを肌で感じることができると思います。
今、福島県で課題だと感じられるのは、実際にはあるにも関わらず、福島に魅力的な会社はないと必要以上に思われているのではないかということです。 福島県の企業の魅力の発信は今後もさらに力を入れていきたいところです。」