株式会社 宇佐美修徳堂その他サービス 京都府
京都府京都市左京区松ヶ崎西山15-2
●絵画、書籍、染織品、工芸品の修復・レプリカ製作 ●修復素材の販売 ●和紙等の伝統素材の普及活動
企業の強み
表具の技術を基軸として、美術品や古文書などの文化財修復を行っています。修復を行う前には、作品の調査を十分におこない、最もふさわしい方法で修復できるようにします。このような日本の文化財修復の技術は、国内だけでなく、海外からも高い評価を得ています。これまで多くの修復を手掛けてきた実績と、作品に対する慎重な姿勢で、安全な修復を行うことを心掛けています。
目指す企業の姿
経営理念
指定を受けているものだけでなく、大切に受け継がれてきたものすべてが文化財であるといえます。美術品などの文化財を後世に伝えるためには、100年に一度ほどの修復が必要と言われています。実際に、古い美術品などを修復していると、過去の修復の痕跡に出会うことがあり、修復が文化を護っていることを実感いたします。ですから、現在の修復も、未来の修復に受け継がれることを想い、常に後世の修復が可能となるように行います。
経営戦略
日本の美術品などは、国内だけでなく海外でも多く所有されていますので、国内外から修復についてのご相談があります。弊社は、修復を通じて、国内外に日本の文化の良さを発信していきたいと考えています。
将来ビジョン
文化財を安全に修復するためには、使用する和紙・糊・裂などの素材も、できるだけ古来からの製法でつくられたものを使用しなければなりません。それらの業界とも連携をとりながら、修復を取り巻く環境が維持できるようにしたいと考えています。そのような中、和紙がユネスコ無形文化遺産に登録されたことは喜ばしいことです。弊社も、教育機関などでの積極的な講演活動等を通して、修復や修復素材の普及活動に取り組んでいきます。
企業情報
事業内容 | ●絵画、書籍、染織品、工芸品の修復・レプリカ製作 ●修復素材の販売 ●和紙等の伝統素材の普及活動 |
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所在地 | 〒606-0933 京都府京都市左京区松ヶ崎西山15-2 |
資本金 | 1,000万円 |
従業員数 | 7名 |
設立 | 2006年9月 |
休日・休暇 | 土・日・祝日 |
社長(または経営陣)からひとこと
私は、江戸時代から続く表具屋の家に生まれましたので、ごく自然にこの仕事に携わるようになりました。しかし、一般的には、美術や歴史などを勉強したり、伝統文化に興味をもつ過程で、修復について知ることが多いようです。ですから、一生の仕事として考えるときに、未知の世界に飛び込むような気持ちになる方もおられるかもしれません。確かに、技術を覚えるまでには時間がかかりますし、作業にも根気が必要ですが、美術品や古文書などの修復を行うことによって、後世に文化を伝えることができると考えると、とてもやりがいのある仕事だといえます。