井上食品株式会社化学・食品・化粧品・医薬品 兵庫県

最上の材料を求めるための積極的な産地の開拓が強みです。リスクを減らすために、商社などから仕入れる方法もありますが、細かい品質基準といった技術的なところまで任せられません。それなら自前でやろうということになりました。社員が、日本の裏側にあるアルゼンチンまで足を延ばしています。現地企業との合弁で設立したペルー工場は、さきいかの原料が水揚げされる港の近くにあり、製品まで一貫生産しています。

一人で食事をする「個食化」が進み、食卓での家族のだんらんが失われつつある中、コミュニケーションの潤滑油になればと、新商品の開発に力を入れる。
「おつまみ」という商品を通し、家族の団欒、人と人のコミュニケーションの場をつくりを演出する。

商品展開については、おつまみと菓子なら何でもありです。価格変動が激しい冷凍エビと魚卵は扱いませんが、それ以外はチャンスがあれば取り組むつもりです。ある程度売れると分かっていても、納得のいく品質に達しないものは、たとえ他社が製造していてもやるつもりはありません。

今後はスーパーの水産物売り場の冷蔵ケースに置いてもらえそうな商品を開発したいと思っています。また、干し梅のような素材を生かした菓子の商品拡大も今年の課題です。

求める人物像は、コミュニケーションがきっちりとれる人ですね。僕自身、中学から大学までアーチェリーをやっていたので、体育会系の人がいいと思っています。

経理の経験はなかったが、入社してから本を読んだり実際の仕事を通じて覚えました。先輩も丁寧に教えてくれました。簿記なども初めての経験だったので面白く学べました。
　自由な社風で、一人一人に任される仕事が大きいです。頼られることも増えてきてやりがいにもつながっています。遊びでも勉強でも何が役に立つか分かりません。学生時代には、何でも経験しておくことが大事だと思います。