株式会社マキシンその他メーカー 兵庫県

西欧文化が早くから入ってきた港町・神戸ならではの老舗帽子店。本社内の工房で約20人の職人が一つ一つ手作りしています。皇室や五輪の日本選手団向け、航空会社の制帽など帽子一筋に歴史を紡いできました。

社名の通り、最高のものづくりを目指しています。
「Maxim」マキシンの社名は「最高・最上」を意味し帽子をつくるにあたって最上の技術を持つこと、最高の素材を取り揃えること、お客さまに最大のホスピタリティを尽くすという、創業者・渡邉利武が頑として譲ることのなかった帽子へのこだわりと自負を具現化したものです。

最高のものづくりのためには伝統の継承と絶え間ない変革が必要。
高齢化などでオートクチュール(高級仕立て)の技術が消えかかっています。技術を守るため、職人の育成を当社がやらねば、という自負があります。
また、従来は百貨店での販売が中心でしたが、2012年にインターネットでの販売を始めました。仮想商店街の楽天市場での売上高の3分の1は、スマートフォンからの購入。時代とともに販路も変わりつつあります。

フォーマルな印象が強いかもしれませんが、服装のカジュアル化もあり、随分前からそうしたデザインの製品を充実させています。若い人にもぜひ帽子の魅力を知ってもらいたいです。

求める人材は、明るく、信念があり、アクティブな人。大学の授業で前の席に座るようなタイプでしょうか。当社では工房でものづくりの経験を積んでから企画部門に移ることもあります。自分の可能性を自ら狭めずに、いろんなことに挑戦してほしい。アクティブな人には自然と仕事が集まるし、それによって鍛えられますから。

大学はファッション文化を専攻し、アパレル関係を中心に就活を行った。高級婦人帽子を扱う会社なら、入社してから何年も商品への憧れを持ち続けながら働くことができると思った。百貨店への伝票発行や資料作成を担当しているが、自分のやりたいことが言える環境にある。
企画、製作、販売まですべての過程を近くで見られる環境も魅力の一つだと感じている。社風はアットホームで、いろんなことを丁寧に教えてもらっている。