有限会社菊地電子工業電機・電子・精密 岩手県

●宮古にいながらにして世界を相手に戦えるだけの、高い技術力や柔軟な対応力を身に着けることができる。
●会社の規模が小さいがゆえに、本人のやる気と能力次第で活躍の場を広げることができる。
●社内のコミュニケーションが円滑なので、若手社員にとっては働きやすく、育ててもらえる環境がある。

当社の製品はほとんどが海外向けです。競合相手も外国企業という状況下で当社に求められているものは、製品の品質の高さに加え、コストや納期への柔軟な対応です。全てのニーズに応え、CS(お客様満足度)を上げることにより受注が確保され、雇用が継続できます。雇用の場の創出は、地域への貢献につながります。これらを踏まえ、当社では「お客様に満足していただける企業」「地域に貢献できる企業」を理念として掲げています。

当社の国際競争力を高めるためひとつの鍵となるのは、大量受注に対応できる生産体制の整備です。取り扱っている製品の性質上、自社で対応しきれない受注が入ることも多くあります。この現状を少しでも解消するために、新工場(2014年11月稼働)を建設し、量産キャパシティと製品アイテムの拡大を図っていきます。さらに、将来は地元産業が必要とする設備などオリジナル製品の開発も手がけられる技術系企業への成長を目指しています。

東北ヒロセ電機株式会社の協力会社として、コネクター製造の技術向上に力を入れるとともに、さらなる発展を目指し、自社での製品開発にも取り組む意向です。たとえば、漁業や農業など地域の産業に関わるシステムの設計開発や設備の製造を行い、身近なお客様の課題解決にも貢献できる企業となることが目標。ユーザーの顔を見ながら仕事ができる環境を生むことにより、働く社員も新たなやりがいを見出すことができると考えています。

若い方に願うのは、自分だけの経験の範囲内で物事を考えようとせず、視野を広く持ち、自分の可能性にチャレンジして欲しいということです。当社を例に挙げていえば、製造の経験を積んだ後、開発業務に関わるエンジニアを目指すなど、やる気次第で自分を成長させる機会はいろいろあります。世界中にライバルがいる当社では、やりがいあることにもどんどんトライできます。仕事を通じて、新たな目標を見出せる社会人になってください。
(代表取締役　菊地丙午)

社会人と学生の大きな違いは、分からないことを教わる際の姿勢だと思います。入社当初は自分も学生気分が抜けず、「教えてもらう」という受け身の考え方でしたが、自分から覚える姿勢が大切だと次第に気づきました。先輩に教えを請うことはまだ多く、説明を聞きながら仕事を理解する上で、工学部で学んだ基礎知識が役立っています。様々なことに打ち込めるのが学生時代の良さですが、勉強に励むのも大事だと実感しています。
(製造課　瀬川憂也)