助野株式会社その他メーカー 富山県

　近年、企画職の人数を増やし、それがいい結果となっています。一つの企画会議で80も案が出ます。企画したものが世の中で脚光を浴びることに、皆がやる気を出しています。「寿司ソックス」は今までの商売ベースでは、誰も思いつかなかったアイデア。畳み方にも工夫があり、ソックスを拡げたお客様は、寿司の模様が印刷でないことに驚かれます。これが実現できたのは、複雑な模様も編み機で表現できる高い技術があったから。話題を提供する商品があることで、我々が普段扱っている商品との相乗効果が生まれています。

　弊社は、トップクラスの生産量を誇るレッグアパレルメーカーです。時代と共に変わるファッショントレンドと機能性の両方を追求し、お客様のニーズにお応えいたします。2013年、「助野靴下株式会社」から「助野株式会社」に社名を変更。靴下だけではなく足元からアパレル全体に発信していきたいという願いを込めたものです。片仮名にせず漢字にしたのも、日本の企業として親しみを持ってもらうためです。

　1956年、靴下専門卸商として高岡市に第一歩を踏み出し、日本海側を中心に商圏を確立。以来日本の主要都市に販売網及び配送体制を整え、現在では製・販・物流一体の体制を構築しています。海外戦略も重視し、現在は中国及びタイ・韓国・東南アジアを中心に展開しています。アメリカ(現地法人設立)、上海事務所を軸に、中南米、ヨーロッパ、東南アジア各地への輸出も本格化し内外に向けて更なる躍進を続けます。

　昨年、東京ビッグサイトで開催されたギフトショーで予想以上の反響があった「寿司ソックス」。総合スーパーや専門店への卸しが主流でしたが、雑貨店やホームセンターなど新しい企業様からお声をかけていただきました。海外からも問い合わせがあり、国内の深耕もさることながら海外にも販路拡大を狙っていきます。　

　様々なメディアから情報を収集し、自分たちの頭で消化して、企画や商品に落とし込みます。とにかく色合いやスタイルなど流行がコロコロ変わります。変化はチャンスですからね。変化に対する決断力や行動力、そういったことに物怖じせずにできる人を求めています。また、弊社は、海外拠点もあるので、中国やタイなどへの出張もあると思います。「外に出たい」という人には是非来ていただきたいですね。

　富山県出身ですが県内に限らず就職活動をしていました。弊社では、企画からデザインまで、したい仕事ができること、先輩社員のお話を伺い、若い人にもチャンスがある会社だと実感し入社を希望しました。就職活動では、「デザインだけでなく考えることもできます!」ということをアピールする資料を作成。「靴下を一つ考えてください。」という課題では、実際に手で触ってもらえるよう、既存の靴下に加工してサンプルを作りました。できる限りのベストを尽くして、より伝わるような工夫をしました。