ミツ精機株式会社機械・プラント 兵庫県

常に新たな分野に挑戦し、他社がやりたがらないできるだけ難しい仕事に挑んでいる点です。ニット編み機の部品加工で技術力を培い、航空宇宙機器分野に進出して約35年になります。現在は旅客機や自衛隊機のエンジン、着陸装置のほか、人工衛星を構成する精密部品の加工を手掛けています。

・お客様にご満足を頂き、我々は繁栄し、ロマンの持てる会社にする
・常に高度な技術に挑戦し、時代に即応した製品を生み出す
・社会にとって存在価値のある会社にする

大切にしていることは、常に高度な技術に挑戦するという意識です。創業者は『家電や自動車の部品加工はやめておこう』と言っていたそうです。ほかの企業もやりたがる仕事で競争しても、地方の企業が勝てるはずがない、ということです。製造や工程管理が難しい、注文品数が少ないなど、本音ではやりたくない仕事に逃げずに挑んできたから、技術力を高めることができたのです。

現在は航空機部品ですが、あくまでも事業のベースはニット編み機です。神戸の編み機メーカーに部品などを納めて60年近くになりますが、この関係が基盤にあったからこそ、産業用ロボットや半導体製造装置などほかの分野に挑戦することができました。こうした関係も今後も大事にしながら、蓄積してきた技術が生かせる分野を探していきたいと考えています。

求める人物像は、チームワークを大切にし、一緒に汗をかく気持ちのある人。技術は入社後に学んでもらうので、遊びでも何でも学生時代にしかできないことを一生懸命やっている人が望ましいですね。将来、働く人の数は減ります。人材確保のため、女性の積極的な採用が一番の課題。地元の淡路島以外や外国人留学生など、採用の幅を広げたいと思っています。技術と人材はお金では買えませんから。

大学で建築や工業製品のデザインを勉強したが、就職時に希望して総務課に配属。経理や人事を担当している。就職活動で出会った人事担当者の影響で、在学中からやってみたかった。
自分が働く会社がつくったものが、さまざまな製品に使われているのを見ると誇らしい。早い段階から難しい仕事も任せてもらえるのもやりがいになる。1、2年は全力投球してみれば、やりたいことと違っていても、次第にやりがいが見えてくると思う。